通勤時、会社の最寄り駅から会社まで、約15分歩いています
歩かないよりは多少体によいと思いますが、もう少し負荷をかけた方がよいのでは・・・と考えました
通勤中なので、汗はかきたくないし、他の通勤者から変わった人とも思われたくない・・・、 そして、思いついたのが、息止め運動です
大きく息を吸って息を止め、できるだけ長い距離を歩く、それを会社までの道のりで繰り返します
やってみると、学生時代の水泳の練習を思い出しました
当時も大きく息を吸って止め、少しでも速く泳げるように、クロールの息継ぎ回数を減らしました
会社に着くと、ほどよい達成感があります
また、社会人になってから、どれだけ呼吸に気を使わなくなっていたか、に気付きました
実際、大きく息を吸って止めると、背筋が伸び、姿勢がよくなります
肺には筋肉はなく、息を吸うときは、横隔膜を中心とした呼吸筋で、肺に空気を取り込みます
肺では気管の先にある肺胞の毛細血管で血液中の二酸化炭素と肺に吸い込んだ空気中の酸素とのガス交換を行います
息止め運動は、水泳の選手が練習中に普通に行っている運動であり、また、スポーツ選手が酸素の薄い状態で心肺機能を高めるために高地トレーニングをするのに近い効果が得られます
スポーツと、座禅・ヨガなどの精神修練・リラックスには、呼吸が重要だと説かれますが、呼吸は普段の日常生活の時でも意識するべき、非常に重要な生命活動です
普段から呼吸を意識することで下記のメリットが期待できると思います
1.インナーマッスル(体幹)が鍛えられ、代謝が上がる(太りにくくなる)
2.姿勢がよくなる
3.気持ちのコントロールがしやすい状態をつくれる
4.肺のガス交換機能を高め、息切れしにくくなる
5.苦しい呼吸で生きている実感を得る
息止め運動以外に呼吸筋を鍛える運動は、下記の記事も参考にしては、と思います